OHA☆YAHHOな毎日

全国一千万のHAYATOファンの一人です

藍ルートA A.Iネタバレ感想

ネタバレを含みます。ご注意ください。

 

前回のカミュルートの感想、実は1万字を超えてるのですが予想以上に読んでいただいているようで・・・ありがとうございます。皆さんと語りたい。

まだまだ浅い考えしかできませんが前回の反省も生かしつつ、今回は藍ルートA A.Iについて感想を書いていきます。

 

 

 

さて、初めから衝撃の可愛さです

 

料理する藍ちゃん

 

趣味が欲しくなったとはいえ、料理とは・・・女子力高い。しかも藍ちゃんが作りあげたのは高く積み上げられたフルーツサンド!可愛らしさぶち壊しますが、ちなみに私はカツサンドが好き!お腹にたまるし!!!!!

 

・・・カミュ嶺二蘭丸も各ルート冒頭からぶっ飛ばしてくるのですが(オブラートに包んで大人の恋愛)彼らは年相応の恋愛をしています。純情です。
 
このルート、トータルで感じることなんですが藍の中身はかなり大人だと思っていたけれど本当はまだ16歳でたくさん戸惑う時期なんだなと微笑ましくなります。
藍春が出会ったことで藍ちゃんの生きる楽しみも広がったと思うと、女神七海春歌に感謝せざるを得ません。
 
お互い作ったサンドウィッチに舌鼓を打ったところで藍ちゃんは言います。
 
「外に行こう。天気もいいし、デートしよう」
 
いつも思うのですが、この世界のメディア関係者は嶺二だけに冷たいのでしょうか。他のプリンスたちは勿論嶺二の失敗をしらないのですが。私は常にいつカメラに追いかけられてフラ/イデーに載る羽目になるかひやひやしております。
 
ところで、藍ちゃんの身長は178cmもあることを今作で初めて知りました。春歌は身長差から手をつないだ後の位置が気になるようで、いろんな高さに調節するのですが藍自身もあまりしっくりこないようで
 
「待って、これはボクの知っている『手を繋いで歩く』とちょっと違う」
 
と冷静に言います。やっぱりなんだか微笑ましい。
カップルが腕を上げ下げしていいポジション調節しながら歩くなんて謎すぎますが、絶対可愛い光景です。あらゆるマスコミより先に私が後をつけたい。
 
 
仲良く歩く2人・・・しかし、このルートは一貫して突然切ない話題ぶっこんできます。ここでは藍ちゃんが「ずっと」なんてない…と呟くことから始まります。何事もいつかは終わりが来てしまう。それは僕らにも当てはまることだと・・・この2人若いのに悟りすぎではないだろうか
 
例えるならばそう・・・爽やかな朝、鳥たちの元気な声に微笑みながら空を仰いだ途端にフンを落とされた時のような感覚です。所詮ロボットと人間だということを幸せな流れから突然思いしらされるのが恐ろしい。そして意味不明な汚い例えをしたこと、全国の藍好きにお詫びしたい。ちなみにフンの話は実体験です。
 
ところは変わり、優しく温かい藍ちゃんを思い浮かべて作った曲を聞いてもらうために藍が春歌の家にやってきます。今度は春歌がシチューを振舞うのですが結論から言うと焦がします
2人が曲に夢中になっている間、火をかけて放置していたのが原因のようですが、あの水分の多い料理を消してしまうほどとは・・・でも一度焦げてしまうと早いですからね。
 
危ないからと藍がすべて片付けてくれることに罪悪感を覚えた春歌は
「せめて何か手伝わせてください」と言います。
 
「うーん、じゃあ服の袖まくって。両手がふさがっちゃってるから。あと髪の毛も邪魔」
 
 
ちなみに立ち絵の藍は半袖なので、心の目で補います。
 
袖をまくってもらいお礼を言う藍ちゃんですが、今のがなんだか子供みたいだとしょんぼりしちゃいます。それも可愛くみえて春ちゃんが笑うと
 
「もうなにわらってるの?君は鍋コゲコゲ罪だよ。反省しなさい」
 
可愛い
なんだ鍋コゲコゲ罪って
 
おそらくそのラブラブっぷりは鍋が一番解せないでしょう。
 
そんなこんなで章が終わりを告げます。
次の章の冒頭は、事務所での取材シーンからスタートします。カルナイ4人が記者から子供時代のことについて質問攻めにされるのですが
嶺二めっちゃしゃべる
 
カミュ蘭丸もそれなりには会話に参加するんですが、藍ちゃんがどうしても話せない。当然です。藍には子供時代が存在しません。ここでまた藍は違いを意識させられます。
 
ただ記者はそのことを知りませんし、ミステリアスアイドルとして黙ってるのだと思いかなりグイグイきます。記者としては当然なのですが、とてもうざい
 
藍自身も頑張って交わしますが、やはり限界があります。どうするのかな~と思っていたら
 
「ねぇねぇ記者さん。アイアイもいいけど、れいちゃんのお話ももっと聞いてほしいな〜なんて」
 
よくやった嶺二仕事のできる子!!! 
 
「あ、嶺ちゃんにはもうたくさん聞いたから。」
 
記者さんの対応の差に思わず爆笑。よく見てください皆さん。嶺二「れいちゃん」と記者の「嶺ちゃん」同じ言葉同じ発音なのに、表記一つでここまで印象が変わるものなのですね・・・
 
再び藍に矛先が向かった途端、今度は蘭丸が立ち上がり
 
「おれらは歌とパフォーマンスで魅せるのが仕事だ。だらだら語るのは趣味じゃねぇ」
 
過去より今の俺を感じろと言って出て行ってしまいます。やり方は違えど、蘭丸も当然できる子です。かっこよすぎます。
 
「4人で発言が偏っている件ですが、後ほど文章で回答させてはいただけないでしょうか」
 
と、次いでカミュもフォローし、その場は落ち着きました。藍に何も聞くことなくカルナイはここで解散となります。かっこよすぎて悔しいですね
 
確かに個性がバラバラで、スタリのように表立った仲良し感はありませんが、彼らには見えないがある。プロとして、そして何より仲間としてきちんと繋がっているんだなと思いました。不器用カルテットですね…
 
その後サインを書く藍が春歌に実はサインが苦手だと伝えます。ここで初めてAIについて触れられることとなります。
AIに含まれた「藍」以外の意味を問われた春歌は、それが「愛」だと言い藍にぴったりだと笑いかけるのですが、それを聞いて藍は驚いてしまいました。
 
おそらく、藍はロボットだから本物の愛を感じることが難しい存在なのに、という意味が名前にみえてしまうことに違和感を感じてるのかなと思いました。
でもそれってとても人間らしい考え方してるんじゃないかなと思います。のつく名前の人間が本当の愛を持ちえないことだってきっとざらにあるはず・・・
そもそも正しい「愛」はないのだから、それを意識できる藍ちゃんは立派に人間じゃないかと感じました。
 
 
場面は変わりひょんなことから2人は早乙女学園へ行きます。
2人は屋上へ行くのですがそこから見下ろすと、頭に鬼のツノのような物を装着した社長が校庭の中心に立っていて・・・体育の最中のようでした。
 
「たぶん、制限時間内に学園長に捕まらなかったら勝ち。という競技だと思います。鬼ごっこですね」
 
「あっちのあれは何?ロケットにみえるけど」
 
「あ、ロケットです。きっと学園長に捕まったらあれで打ち上げられてしまうんだと思います。」
 
 
 
 「あ、ロケットです。」←?
 
淡々と説明する春歌が鍛えられすぎてて、ここの卒業生なんだということを実感しました。ツッコミが追いつかない、そもそもツッコむ必要は無い。それが早乙女学園・・・
 
様々な思い出話をすると、いいフレーズが浮かんだそうで春歌は時間を忘れるほど集中し、気付けば日が傾いていました。謝る春歌に藍は
 
「ただ君の隣で君を見てる。建設的なことは何もない。だけど、幸せだと思った」
 
と言います。藍ちゃんがこの台詞を言えるようになったこと・・・すごいことだと思いませんか。何も生みださない時間、冷たく言えば本来無駄な時間になるのですが、それを無駄じゃないと感じられることって素敵なことじゃないでしょうか。
 
屋上で思い出話を補い合う2人
本当は学生時代のない藍だけど、まるで学生と同じように
 
「ふたりで、卒業オーディションを必ず勝ち抜こう」
「ずっと一緒だよ」
 
「ずっと一緒です」
 
と会話を交わす彼らが微笑ましく切なかった 。
 
曲ができ、その愛と温かさに溢れた曲を聴いた藍は感情を理解しきれていないボクが歌いこなせるんだろうかと少し不安な様子をみせます。
珍しい。でも成長したな・・・
 
ここから藍が普段から不安だったこと、A.Iルートの本題といってもいい博士と愛音と藍のお話になります。
 
「アイネの存在が確かな物になったらボクはどうなるんだろう」
「博士にとってボクは必要のない存在になるんじゃないかって」
 
そんなことない!という春歌ですが藍は力なく笑ってこう言います。
 
「博士がいなくてはおそらくボクは生きていくことすらできない。この体は独力で生きて行ける程、強くはない」
 
 
ついに春歌が作曲家兼博士になるときがきたか・・・
 
一瞬そう思いましたが、作曲もできソングロボも作れて彼女力も高いヒロインなんて私が心折れそう
 
 
ここから数日、博士や愛音についての不安を抱えながら春歌も藍も仕事が忙しく会えない日々が続いたのですが、ある日春歌は事務所で嶺二と会います。
 
さぁ待ちに待った、何かしら絶対しでかすと私の中で絶賛されている嶺二の登場です。
突然、春歌が嶺二に尋ねます。
 
「あの、もしもの話なのですが・・・もし愛音さんも帰ってきたら、どうしますか?」
 
 
 

ちょいまち
 
これは大変な地雷です
この「春歌」は嶺二にとって愛音がどれほど大きな存在なのかを知らない。
 
だが私たちプレイヤーは知っている
 
が愛音をエンドレスずるずるに引きずっていること。
 
藍ルートの嶺二は春歌に心を開いていないわけで、誰からも距離をとったあの嶺二のままです。
 
so 残酷
 
嶺二の喉からひゅっと息を飲む音が聞こえたように、私の心臓も危ない。
ただ、嶺二はできる子なのでいつも通りの笑顔で優しい言葉をくれます。
 
「愛音に似ていようが似てまいがアイアイはアイアイだ」
 
急に聞かれるとドキッとしちゃうでしょ〜と言う嶺二ですが、多分まだ必死に取り繕ってるんじゃないでしょうか。うまく笑えてるかな、と嶺二の心境を勝手に付け加えて妄想したら危うく嶺二ルートに移りそうでした。
 
「後輩ちゃんは、アイアイにいってらっしゃいもおかえりもちゃんと言えたんだね。偉いよ」
「僕もいつかおかえりが言えたらいいなぁ。なーんてね」
 
号泣
 
なんで藍ルートで嶺二に泣かされてんだと思いながらも嶺二がこのまま愛音を背負って生きていくのだと考えて泣かずにはいられない。幸せになってくれ
 
さてそんな中、春歌は嶺二の言葉で藍には仲間がいること、1人ではないことを確信し、少し吹っ切れたようです。
 
この後、藍と春歌は自転車特訓という何とも可愛いシーンでほっこりエピソードがあるのですが、その帰りにとうとうラボへ行って博士と話す決意をします。
 
ラボでの藍はやはり真実を聞くことに不安が隠せないようで、春歌とお互い肩を寄せ合い決心を固め、博士と向かい合います。
 
藍ルートはこういった肩を寄せ合ったり互いを支えあう描写が多いように感じます。どちらか一方がではなく、お互いがお互いを高め合える存在なんだな、と思いました。
 
博士は沈黙を破って
 
「愛音はもう目覚めてる」
 
と言います。しかしまだ不安定なので誰にもそれを伝えていなかったこと、そして愛音が目覚めたのは藍の歌の力だということ・・・
 
「ありがとう」
博士は藍にそう伝えますが、まるで用無しになったように言わないでと藍は珍しく声を荒げて気持ちを吐き出しました。
 
「たった、たった一文字しか違わない名前、そっくりな顔。そっくりな声。」
 
そう言う藍は涙を流せない体なので真相はわかりませんが、きっとこのシーンの藍は泣いてるのかもしれないなと感じました。そして一番知りたかったであろうことを聞きます。
 
「ボクはアイネの代わりだったの?」
 
藍のそんな言葉に博士は、その気がないとは言えないけれど、藍が意思をもち自分の手を離れた瞬間に、藍は一個人の存在だと実感した。人間になった。お前はお前だ、好きに生きていいんだ。
そう伝えました。

私がもつ博士に対しての感情は何と言葉にしたらいいのかいつも迷います。絶対的な悪じゃないですし嫌いではないのですが、何となく違和感を覚えます。
 
帰りがけに、博士は昔話をしてくれました。
―知能を持ったロボットを作ったとある博士は、元のモデルからとってそれをA.Iと呼んだ。A.Iは人工知能の意味でもある。しかし人間らしくなっていくにつれ、きちんとした名前が必要だと思うようになった。その時見た光景が藍色の夜明けの空。いつか夜明けがくるように、いつの日にか本物の人間のようになって広い世界で自由に生きられるように。そう思って博士はそのロボットをと名付けた―
 
身体はロボットなのに人間と殆ど同じ感情を持つことは、それが人間に近ければ近いほど残酷なように思えます。
結局は藍が成長すればするほど、その現実は突きつけられるんですよね。
 
でも2人で一緒に幸せを築き上げていけるなら
誰よりも人間らしく、愛でいっぱいな暮らしを送れると思いたい!
 
 
愛されていると気づけたなら、この世界はどこまでも優しい
愛せると思えたなら、この世界はどこまでも美しい
 
エンディング前にこんな言葉が出てくるのですが、これこそ2人で寄り添って生きていく藍春に相応しい言葉だと思うんです。
藍春とても綺麗ですよね。
 
 
エンディング後、エピローグとして藍と春歌は藍色の夜明けの空を見るために、丘のある海へ向かいます。
 
お互いが好きだと改めて認識し、これからも一緒に歩んでいこうと言う2人なのですが最後のスチルがまさに天国
 
天使のような2人がお花畑の中、純情で可愛らしいキスをします
A.Iにはキスが増えるけれどごめんねという歌詞がありますが、このシーン・・・純情すぎてやましい気持ちをもったお姉さんには眩しい。若いっていいなぁ・・・
 
 
普通のカップルより何倍も苦労するかもしれない。誰にも相談できないことをたくさん悩むかもしれない。けれど、2人で寄り添い掴み取る未来は眩しいくらい明るいものなんだろうなと思える可愛くて純情で、大変素敵なお話でした。
 
さて、カミュルートでの反省を生かし端折り気味でまとめてみました。どちらの方がいいのでしょうか?
これにて 藍ルートA A.Iネタバレ感想を終わります。ありがとうございました。