OHA☆YAHHOな毎日

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カミュルートA 純潔なる愛-aspiration-ネタバレ感想2

ネタバレを含みます。ご注意ください。

(予想以上に長くなっております・・・)

 

第二章以降からルート分岐となります。

前回の記事の最後で少しだけ触れた、カミュの過去についての話が始まるのはこの章からです。

カミュ先輩が感じたことを知りたいです」

女王様やお国が、ではなくて・・・と訴える春歌に

「それは同じことではないのか?」と答えるカミュ

思いのほか苦戦しそうだなと思いました。・・・実際苦戦しました。

ただこれを乗り越えれば、カミュ春は絶対に幸せになりますよね。

 

チェロを弾いて初めて思い通りの音色が出たとき、馬に乗れるくらいまで身長が伸びたとき・・・とカミュが嬉しかった思い出として挙げたのは2つ

 

「俺に子供時代はない。」と言い切ったカミュに、そんな馬鹿な(笑)とは思ったんですけど徐々に笑えなくなります。笑えなくなります。

 

子供だからと言って優遇されることはなく、大人と同水準のものが要求され、周囲の大人の嫉妬によって怪我を負わせられた子供時代。・・・そりゃ厳しい。最高にどうでもいい話ですが、私の子供時代の思い出なんて山ほどありますよ。アリの巣に水を流し込んであふれ出てきたアリたちを見て満足していました。皆さんもそんな思いでありますよね?・・・えっ、あるよね?

 

さて、環境を考えれば今のカミュが出来上がるのは仕方ないかもしれない、と思った矢先のことです。

「臣下が弱音を吐いては申し訳が立たぬであろう」

というセリフでちょっとハッとしたんですよ。苦しいつらいという気持ちをカミュが持たなかったなんて言ってないなぁって。きちんと苦痛だったって言ってるんですよ。なのに、

「かつて傷ついたとしてもすでに治っているから大丈夫だ

 過去など。ここにはないものだ。気にしたところで無意味というもの」

 

ばかやろう(号泣)

 

春ちゃん、このどうしようもない男を早く助けてやってくれ。1人の人間として、何の枠にも囚われずに言葉紡げるようにしてあげて。

春歌は必死に問いかけますがこの男、勿論すぐには心を開きません。むしろ役に立てないと自分を卑下する春歌を励まします。あ~~かっこよすぎて悔しい

そして春歌を引き寄せ、あのいい低音ボイスで囁いた極めつけの台詞が

 

「これ以上幸福にさせるな」

 

あ~~悔しい(号泣)

 

とりあえず今、カミュが幸せを感じていると言葉にできることに感動しました。春ちゃんとの出会いはカミュの人格を変えることができるほどのものだったと実感した瞬間でした。ありがとうプリンセス七海春歌

 

しかし、問題は何も解決しておりません。この後作曲は進みますが、本当のシルクパレスを知らない春歌にシルクパレスを意識した曲は作れません。もうパレス行っちゃいなYO!と思っていた所に、部下がいいタイミングで香水瓶を通じ連絡をくれます。これまたいいタイミングで家には春歌とアレキサンダーのみ。カミュは不在です。同棲禁じられたわりに結構な頻度で家にいるね?

 

余談ですが、私はこういう家主不在の中で本来主人公が触ってはいけないものに触る・・・というシチュエーションが少し苦手です…。というのは、気づけば家主が後ろにいてバレた瞬間、一気に血の気が引く感じが己のことのように怖くてですね!!

おそらくアリの巣に水を流し込む話よりは共感してくれる方がいるかと思います。

 

 案の定、部下からシルクパレスについて色々と聞き、お世継ぎを求められ、国全体が2人に期待していることを告げられた後に香水瓶、割れます。突然犬にじゃれつかれたとはいえ、私の思い描いた最悪の結果・・・

アレキサンダー!!!

 

もう、ダメじゃないの・・・と注意する春歌をよそに、何を思ったか今度は踵を返し電話に突進します。

アレキサンダー!!!!!!?

 

どうしたどうした。大丈夫かこの貴族犬。電話はカミュに繋がっていたようで、カミュもびっくりして打ち合わせを途中で抜けて帰ってきます。さてみなさん、春歌の心配をして急いで帰ってくるカミュを想像してください。めっちゃかわいい。

ありがとうアレキサンダー

 

ここから数日、2人は忙しくて会えなかったようですが、偶然カミュを事務所で見かけて駆け寄った春ちゃん。ようやく会えた恋人カミュの第一声は

 

「そうだ、シルクパレスにいこう」

 

大体こんな感じ。いやまじで。正確には

「ちょうどよい。共にシルクパレスに行くぞ」

 

 

あ~ついにきたか、ここで愛の壁を乗り越えちゃう感じね、、

と思いました。海外NGの藍ちゃんの代わりで仕事のためにということらしいですが、断る理由が「一身上の都合」と・・・。確かに文字通り一身上だなと笑ったのですが、実際金属探知機にかけられた藍ちゃんを想像すると、かなりシュールです。

 

今回嶺二とカミュでのロケのようで、パレスでは嶺二が数回出てくるのですがこの子やはり仕事ができる子。ものすごくいい立ち位置にいてくれるなと思います。

勿論嶺二は嶺二ルートでも輝くのですが、個人的に嶺二は誰か他人のために動くとき一番の輝きを放っているように感じます。

 

「ミューちゃんだって、たとえば伯爵やめちゃったっていなくなっちゃうわけじゃないんだからさ」

 

嶺二が言ったこの何気ない台詞、かなり核心をついているように思うんです。本当に重要な台詞であって、そして、嶺二にしか言えない台詞なんだと思います。

これに対するカミュの答えは

 

「この俺が爵位を失うなどありえん」

 

・・・どうしようもねぇな、この男は。

さて、そんなこんなでシルクパレスへ向かいます。決戦の地です。

 

 

・・・シルクパレスのBGMめっちゃいい!!あと部下さん思ったより渋い!!!私的にシルクパレスはロシアのイメージだったのですが、当たらずとも遠からずといったところでした。

 

部下さんに護られて観光へ向かう春ちゃんですが、1人になった途端何者かに襲われます。異国の地で男5人に囲まれるなんて超怖い。

当然カミュがナイスタイミングで駆けつけて追っ払ってくれるのですが、登場の時「グルイ・シェーバレーナ」って言うんですね。外国語(カミュからしたら母国語なんですけど)話す男性かっこいい・・・

 

力強い腕がわたしを引き寄せる。・・・・えっ?これスチルないの?入れるのはここここだよ!!!絶対かっこいいよ!!!!と悔しかったのですが、常に想像力を鍛えておいてよかったです。動けない敵に歩み寄り、顔に近い壁を蹴るカミュ・・・日本じゃなくてよかった。アイドルの暴力沙汰はやばいですからね今のご時世。

 

ここでは敵の発言によって、カミュになんとお兄さんがいることがわかりました。

カミュが弟・・・なんということでしょう。なんということでしょう!!高ぶりますね!事態は全く笑えないのですが。

 

そしてカミュが春歌に部下のいる学問所へと逃げるよう伝え、ここで二章が終わります。まったく予定になかったのですが、章ごとに追っているせいで感想というよりあらすじになっています。申し訳ない。

ですが、カミュルートに省略できそうな部分がないのです。

 次回の記事で感想を終わりにします。